小学校理科のプログラミング指導
基本

間違った実践をしてはいけない! ダメ事例

 【ダメ事例1】3年の電気の単元で、プログラミングで豆電球を点ける

 ここでのプログラミングはスイッチとして扱っているが、3年のこの単元では、本来回路についての学習(回路が1つの輪になっていると豆電球が点灯する)ことを理解するのに、スイッチの操作については、学習指導要領外の内容であり、単元と関係しているようで、全く関係していない。 (学習の本来の学習とずれている)

【ダメ事例2】4年の植物の成長で気温を記録するためにプログラミングを活用

 ここでのプログラミングは、データーロガーとしての活用になる。しかしながら、学習指導要領解説の中では、プログラミングを体験することで学習が深まることが目的である。データーロガーとしての活用は、測定機器として活用であり、本体自記温度計や棒温度計もある。本来の理科機器を使わずして、準備に時間を掛けてプログラミングを無理矢理活用することに無理がある。 (プログラミングを導入することが目的となっており、理科の学習に重点が置かれていない)

【ダメ事例3】3年の昆虫を扱う単元でイモムシの形をしたロボットをプログラミングで動かす

ここでのプログラミングは、イモムシの動きを考えることである。しかしながら、3年の昆虫の単元では、イモムシの動きを学習する訳ではない。本来理科の授業では、昆虫の動きを学習するのではなく、体のつくりや居場所と環境の関係である。単元の中で例えばモンシロチョウのアオムシが出てきたからと言って、無理矢理イモムシのロボットを持ち出すことはナンセンスである。 (プログラミング機器の選定自体から間違っている)

【ダメ事例4】6年の人体で心臓の脈拍と同じタイミングでプログラミングで音を出す

ここでのプログラミングは、脈のタイミングで音を出すものである。この単元では、脈を測ることはあるが、時間を掛けてプログラミングでそれを再現したところで理科の学習にならない。心臓の動き(脈)によって血液が全身に送られていることを学ぶことが本来の目的である。 (理科では、血液が送られていることを学ぶことが学習指導要領の本来の目的であるが、「プログラミングで音を出す」ことが目的になってしまっている)

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